並木道を歩いていたら犬を散歩している人やランニングをしている人たちとすれ違う。
8月は暑い、汗がしたたるほど暑く体の体力と気力を奪っていく、目の前に1匹の犬が歩いてきた。「ハァ ハァ」と言いながら長い舌を口から出し犬もとても暑そうだ。
人間は汗をかくが犬は汗をかかないから暑そうにしているかは、仕草でわかった。
そして、目の前でしゃがみ込み、もう疲れたといった仕草だ。オレもしゃがんで犬の頭を撫でてあげた。
「ク~~ン」 「ク~~ン」
その泣き声は、オレに助けを求めている泣き声に聞こえた。
並木道から500m離れたところにコンビニがある。そこまでついて来るか試しに立ち上がり歩いてみた。振り返ると犬もしゃがんだままこちらを見ていた。
「おいで」
手で合図すると犬は尻尾をフリフリさせながら舌を出してハァハァ言いながらついて来た。
コンビニで紙パックの牛乳を買い、表で紙パックの口を空け犬に覗かすように見せたら勢いよく舐めだした。
よっぽどお腹が空いていたのだろう。犬は「ワンワン!!」吠えた。
お別れ